コラム
血管と柔軟性の関係
こんにちは、高槻のヨガ教室ナオミヨガのインストラクター藤原如美(なおみ)です。
私たちの身体になくてはならないもの。
たくさんありますが、その中でも特に大切なものの話です
人間の平均的な体内水分は、
男性が60%、女性が52〜55%
そのうち血液中の水分は、総分量の約8%
その血液が流れている血管
指先まである毛細血管から太い静脈、動脈まで
全部伸ばしてみると。
な、
な、
なんと
地球2周半!!
ひぇーーー!そーなん!!
こんなお話しをレッスン前にしました
ほぼ100%の人が目を丸くします
「で、地球1周ってどれくらいでしょうね?」
丸く大きく開いたみなさんの目が一瞬で、私から逸れてどこかに…(笑)
恥ずかしながら、Google様にお尋ねしました・
地球1周は約4万㎞
それが、2周半だから約10万㎞
人間の血管を全部伸ばすと
地球2周半、10万㎞
JR大阪からJR京都、新快速で走っても30分、50㎞ほど
スカイツリー、富士山、それどころじゃないです
いまひとつピンとこないかも(笑)
心臓や筋肉がポンプの役割で、よいしょ、よいしょと、血を全身に巡らせています
心臓だけでは、末端までは大変ですから
筋肉がヘルプに入ってダブルの働きで私たちは脚のつま先まで血が流れます
ところが、筋肉を使っていないとポンプの力が弱くなって血を遠くに押し出していけないです
また筋肉が硬いのも同じ
伸びたり縮んだりしないと血流が弱くなります
新しい風船を、膨らます時
ゴムが硬いから膨らみにくい、力んで息を吐いて膨らます
何度か膨らませた柔らかい風船は、少しの力ですーっと膨らむ
イメージできましたか?
つまり血管も筋肉も柔らかいと、血を流すことが楽なんです
すみずみまで送ることができます
運動もいいです、ヨガももちろんいいです!
身体が硬い方は、運動するにも硬い筋肉、
新しい伸びないゴム風船のような筋肉には血が流れるのも大変です
まずは、筋肉や関節周辺を柔軟にすることがとても大事です
そこで、いいのが
「陰ヨガ」
動きの少ないやさしいヨガで、関節周りや、筋膜を時間をかけて緩めます。
関節周りや筋膜(筋肉の膜)はほとんど水分で構成されています
ヨガをすることで、血管が得られる効果は、このようなものがあります。
*緩めることで、水分の流れがよくなります(ポンプ作用UP)
*筋肉の中の血管も柔らかくなり、血流が良くなります(柔軟な風船)
*血液中には酸素も含まれるので、血流が増すと酸素がすみずみまで運ばれます
さらに、ドロドロな血液より、血液はさらさらのほうが、少しのポンプの圧でもちろん隅々まで早く流れますよね
よく言われる、血液ドロドロ、血管カチカチはよろしくないということにもつながります。
身体を伸ばすことでスッキリし、肩こりや腰痛が楽になる、ストレス解消になる為のヨガ
でも、奥を覗くと、地球2周半もの血液や酸素を巡らせるという壮大な効果もあります
ほんとヨガはよくできていますね
もう目の間に、冬がやっています。冷えにお悩みの方も、
ヨガで身体の筋肉や関節はもちろんのこと、血管の柔軟性も高めて、
足先まで温かい血を送れる身体の準備をしてみませんか?
ナオミヨガでは、体験レッスンは、いつでも受け付けております。
平日夜の動きの少ないやさしいヨガ「陰ヨガ」と
土日朝のしっかりアクティブに動く「リフレッシュヨガ」を開催中です。